むりしない農家(仮)のブログ

無理をしないことに決めた農家(仮)のブログです。

むりしないニートの管

こんばんは!むりしないニートです。あと222日で農家になります。

 

ビールの1口目が空きっ腹に通っていく瞬間にいつも、自分が管であることを自覚します。

喉から食道を通り、胃へと炭酸が沁みていく。アルコールが胃癖を舐める。その感覚だけに支配されている瞬間。消化管の形がわかるんですよね。

その時に思い出すんです、高校か中学で習った「消化管の中は体外である」という事実を。

 

私たちが漠然と「体の中」だと思っている胃の中は、本当は私たちのものではないんです。あくまで体の近くから栄養を吸い取れるというだけで、食べ物それ自体をそのまま体内に入れるということはできないんです。

私たち人間は、近づいてきた食べ物から都合の良い栄養だけを取り込んで残りかすをまた体の遠くへ排出してやるだけのストローみたいなもんなんですよね。

 

だけどこの管から出てきたもの、排泄物とか唾液とか時に血液とかを、なぜか嫌悪することが多いです。

進化していくにつれて、自分の管から出てきたものに触れるのはリスクがあると学習したのでしょうか。逆にリスクがあるものを管から遠ざけるようにプログラミングされてるんでしょうか。

 

自分の管の排出物なんか比じゃないほど、他人の排出物は忌避しますよね。しかも他人度が高いほど、例えば家族より遠い親戚の方が食べ残しとか触りたくないですよね。

なんか想像しただけでちょっと気持ち悪くなってしまいました。

最初はおいしいビールの話をしていたのに、気持ち悪い話になってしまい申し訳ございません。

気持ち悪いと感じたときに、「どうして気持ち悪いと感じたのか」をよく考えると気が紛れるというライフハックの逆をいってしまいました。なぜ気持ち悪いかを考えすぎて気持ち悪くなっちゃいました。

 

ちゃんと最後まで読んでくださったあなたはすごく良い変な人なので明日も読んでください。それではおやすみなさい!