むりしない農家(仮)のブログ

無理をしないことに決めた農家(仮)のブログです。

むりしないニートの叫び

こんばんは!むりしないニートです。あと181日で農家になります。

 

なんでも思い通りになると思うなよ。

熟れすぎたバナナがあったので、食品乾燥機にかけてバナナチップスを作ろうと思いました。

どうですか? やり手主婦ブロガーっぽいでしょうか。フードロスを減らして、自作の無添加のおやつを製作するていねいな生活っぽさ出てますか?

そこまで極端でないにしろ、食材のシンデレラフィットって日常でたまに出会うんじゃないかと思います。余ってる食材、使い切らなきゃいけないものをうまく活用できて自己肯定感上がるみたいな経験、自炊をされている方ならなんとなくわかっていただけるんじゃないかと思ってます。

 

今日も今日とてフルで農作業をしていました。その合間、昼ごはんの後に熟れすぎたバナナが目に入ったんです。5本。明日まで置いたら完熟通り越しちゃうレベルのです。

現状、我が家は成人3名の家族。バナナ5本を今日中に食べきることはほぼ不可能です。生の状態での消費期限は迫り、でも消費はできない。残された道は加工でした。

とても良い手だと思ったんです。家族は市販のバナナチップスがたいてい好きだし、乾燥はスライスして乾燥機に入れるだけだから時間も手間もほぼかからないんです。昼休みに余裕でできる。

 

乾燥機のスイッチを入れ、扉を閉めた時点で私は自分を褒めたたえていました。パンパンの外作業の合間を縫って、ギリギリの食材も上手に活用してしまうなんてとんだ才能の持ち主だな…これが巷でいうシゴデキか…と。水分が飛んで甘みが凝縮されたサクサクのバナナに思い馳せながら、午後の作業へ向かいました。

 

6時間後、シゴデキ(仮)の私を待っていたのは、サクサクではなく、しなしなに干からびたバナナでした。退色して萎んだ、変わり果てたその姿はさながらムンクの叫びのようでした。

食べてみると、確かに甘みは凝縮されています。おいしいです。でも違うんです。思てたんと違う。

キャラメルのような粘りがあって、端的に言えば、歯の詰め物を持っていかれる系の材質なんです。とても危ない。なんて危険な食品を生み出してしまったのだろう。

 

結局水分も完全に飛んではいないので、そこまで保存性は高まっていません。だから早く食べた方がいいです。でも歯の詰め物が不安な人には進められない代物です。ちなみに母はキャラメルやハイチュウの類に幾度となく詰め物を持っていかれてます。

 

あのムンクバナナどうしよう。ヨーグルトでふやかそうかな…でももう変な創作は加えない方がいいかな…という無駄な悩みが新たに生成された日でした。

歯の詰め物取れたことないよって方はバナナ食べに来てください。それではおやすみなさい!