こんばんは!むりしない農家です。
経営者と呼ばれる人は、よく「上のやつら」「上層部」とか呼ばれたりしますよね。
あれって実は「上」の人たちが私は上ですよと自称するパターンは少なくて、ほとんどが「下」にあたる人たちが自分たちを下だとしているんじゃないかと思いました。
ある種の自虐です。私は中高生のいちばん卑屈だったころ、日課のように自虐をしていたのでわかるんですが、自虐って楽なんですよね。表面的には自分以外の誰かを傷つけずに済むのでトラブルが起こりにくいです。
でも楽ということは、何かをおろそかにしているということでもあります。
自虐の場合はコミュニケーションをおろそかにしている、あるいは100%諦めているんだと思います。自分のような下の人間には、上の人たちの考えていることはわからないから、と理解を諦めてコミュニケーションを放棄しているってことです。
なぜ諦めてしまったのか、原因はそれぞれ違うと思います。最初は対話を試みたのに経営者が聞く耳を持たなかったとか、本当に物理的に距離があって話せないとか。
だけどどちらかが諦めた時点で、コミュニケーションが成立しなくなることは間違いないんですよね。安西先生も言ってました。
もったいないよなあと思います。
現場で手を動かす人がいて初めて、経営陣は仕事ができる。経営陣が全体を見ているから現場は現場に集中できる。そこには単純な適材適所があるだけで、どちらが欠けても組織は成り立たないんだから完全に対等なはずだろと思うんです。
そこを勝手に自分を下げて、協力すべき味方を戦う相手みたいにとらえてるのってすごくエネルギーがもったいないです。あとシンプルに頑張ってる自分に対しても失礼だと思います。
ちょっと愚痴感が漂っていますが、どちらかというと「現場すごいやん!もっと自分を褒めてよ!」ということが言いたかったです。数年後に自分が人を雇う経営者になるのかまだわかりませんが、もしそうなったときには「上の人」って絶対呼ばれたくないなと思いました。どうしたらいいんだろう。
でもこんなことも、組織にいなきゃ考えないのでやっぱりいい環境にいさせてもらってるんですよね。ありがたいです。明日もちゃんと働きます。それではおやすみなさい!