こんばんは!むりしないニートです。あと245日で農家になります。
そろそろ書くことがなくなってきたので、今日は農家になる理由を書こうかと思います。例によって今晩も酔っ払いなので、うまくお伝えできない部分もありますが不足分はまた書きます。
概要
まず理由の前に、概要をご説明します。
私は今年1月に新卒で入った会社を辞めました。現在は家族公認のニートをやっています。
我が家は農家です。父は勤め人、母はほぼ専業主婦、農業を専業でやっているのはばあちゃんです。野菜と果樹をそれぞれ20aくらいずつ作って、産直市場とスーパーの産直コーナーに細々と出している兼業農家です。
この兼業農家に、来年1月から専業農家として参入すべく研修を積んでいるのがこのニートです。
客観的に見て無理をしていた
それでは理由に入ります。
最も大きな理由は、自分の希望する働き方を叶えてくれるのが農家だったからというものです。
私は「むりしないニート」を自称しています。でも、自分で言うとイタいですが、無理できるんです。前職は上を見ても横を見ても無理をしている人ばかりでした。多分に漏れず私も、自分が無理をすれば回る現場なら、無理をしていました。
月給制なのに。
ここでいう「無理」は、単純に勤務時間が理想より長かったり変な出張があったり身体に細かい傷が増えたり多少の理不尽にさらされたりする、いわば客観的な無理です。あの人無理してんな〜っていう状態を指します。
この客観的な無理を、嫌だと感じることはありましたが辞めるほどのことではありませんでした。
むしろ、身体を使う無理はこれまでの人生でそれほど経験がなかったことなので、始めのうちは少し楽しかったくらいです。
ただその客観的無理には、目的やゴールがないのではないか、と頻繁に考えるようになりました。
周りをもう一度見回してみると、私より数十倍過酷そうな条件でも長く勤められている人には、無理をする目的があるように見えました。
自分のための無理は無理じゃない
たぶんそういう人たちは、「これのためならこのくらい無理できる」という指標を、無意識にでも自分の中に持っていたのだと思います。
私は、他人様から給料をもらっている状態でどこまで無理をすればいいのかがいつまでたってもわかりませんでした。適当に頑張ることができませんでした。
性分として、目の前にやることがあるとやらずにはいられないというのがあります。やることなんて無限にあります。へとへとになるまでやります。でもやった後、「何のためにやったんだっけ」ってふと思ってしまったらそれは急に主観的な無理になりました。
サラリーマンなら当たり前のことだと思います。誰もが自分の生きる目的と、会社がその人を雇う目的を合致させられるものではないはずです。
我慢のできない奴と言われればそれまでですが、私はどうしても、あの環境に自分の「これのためなら」を見出すことができないと思いました。
どうせ無理をしてしまう性分なら、会社のためじゃなくて自分のために、自分の納得した無理をしたいと思いました。
いや農家の話はよ
農業に携わりたい気持ちはずっとあり、就職活動の少し前から前職在職中まで、いろいろな農家の人を見てきました。
我が家のような零細農家や、プロ顔負けの家庭菜園を作るお金持ちの人、アスリートのように時間あたり収穫ケース数の限界に挑戦する人、サラリーマンのようにスケジュールと人員管理に追われる人、ギャンブル狂のようなというかギャンブル狂の人。
農家と一口に言えど、作物や地域や人によって、その働き方は千差万別でした。
たぶん、農家なら自分のコントロールできる範囲で無理ができる。そしてそれは私にとって無理ではない。何の論理もありませんが、そう感じました。
農家は個人事業主です。利益が出たら自分の手柄、損失が出れば自分の責任です。
それが、当時会社員の私にとって何よりも甘美でした。
ほかの自営業でも良かったのでは?
実家が農家であるということももちろん参入障壁を下げる大きな要因でした。小さい頃から、生活圏に畑があることは当たり前でした。
ですが、きっと私は実家が農家でなくても農家になりたいと思っていたはずです。
生き物の力を借りて、人の食べるものを作ることで、自分も食べていける。自分でどれだけ頑張るか、どこに向けてどう頑張るか決められる。そんな仕事は他にないだろうと思っています。
農家は、魅力的な仕事です。
農家になった私を見て、そう思ってくれる人が増えたらいいなと思っています。
私の夢は農家をなりたい職業No.1にすることです。
今は実家暮らしスネかじりニートなんですけど。
ちょっと長くなってしまいました。見出しとかも付けちゃってちょっと恥ずかしいです。また気持ちが盛り上がったらこういうのを書くかもしれません。
ここまで読んでくれた方、いつも読んでくださっている方、ありがとうございます。むりせず頑張りますのでまた読んでください。それではおやすみなさい!