むりしない農家(仮)のブログ

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もしもニートがドラッカーのマネジメントを読んだら【第8章】

こんばんは!むりしないニートです。あと205日で農家になります。

 

今日はドラッカー感想文です。いよいよPart3、マネジメントってどうやるの応用編です。マネジメントの中でもちょっと特殊なものなんかを扱っていきます。
今回はトップマネジメントについてです。今まで見てきたマネジメントとトップマネジメントはまた違うものだそうです。
短めの章なんですが、トップマネジメントを知ることで普通のマネジメントの理解も深まるんじゃないでしょうか。


第8章 トップマネジメント


トップマネジメントにはいろいろ役割があります。
事業の目的を考えたり、規範を定めたり、渉外したり食事会行ったり。いわゆる「えらい人の仕事」って感じがします。ただそれが本質ではありません。

もちろんトップマネジメントが行う具体的な仕事は、組織によって異なる。それは個々の組織それぞれに特有である。問題は、トップマネジメントとは何かではない。「組織の成功と存続に重要な意味を持ち、かつトップマネジメントだけが行いうる仕事は何か」である。

一緒にご飯を食べることで会社と会社のお付き合いが深まる。それをできるのは社長だけだ、となればそれがトップマネジメントの仕事だよということなんですね。
そう考えると家族経営の農家にトップマネジメントは存在するんだろうか……少なくともうちにトップマネジメントの仕事だけをする人はいないです。


役割を果たすために必要な性格があります。
「考える人」「行動する人」「人間的な人」「表に立つ人」の4つだそうです。一つひとつはそりゃそうだな、と思える要素ですが、なかなかこれを全て備えている人はいないんじゃないでしょうか。
ドラッカーも「1人で合わせ持つことは不可能である」とまで言ってます。そうですよね。健全な企業では、だいたいチームで行っているものだそうです。

チームが発足すると、責任が割り当てられます。割り当てられたらどうなるんでしょうか。

責任を割り当てられた者は、肩書きに関わりなくトップマネジメントの一員である。単純で小規模な企業を除き、トップマネジメントとしての責任を負う者は、トップマネジメント以外の仕事をしてはならない。

トップマネジメントに片足だけつっこむなんてことはしなさんなと言ってますね。片手間でできるくらいの仕事ならそもそも分けないでまとめてやれってことかもしれません。
一番気になったのは「単純で小規模な企業を除き」の部分です。
裏を返せば、トップマネジメントと何かを兼務しなきゃいけないような企業は、「単純で小規模」の枠を超えないようにした方がいいってことですよね。家族経営農家のトップマネジメントはこれにあたるのかなと考えてます。

トップマネジメントが全てを定めたり運営したりして、間違えたときはどうなるんだろう。一抹の不安がよぎりますね。
そのために必要なのが審査のための機関です。それが取締役会だとドラッカーは述べています。審査といっても小姑みたいにあらを探すわけではなく、助言したり時には相談に乗ったりするのが「機能している」取締役会です。
ただ、今日の取締役会は機能していないことが多いです。企業で問題が起こったとき、最後に知らされるのが取締役会だよねという現状です。

これはどこの国がどうとかではなく、世界全体で取締役会は衰退しているみたいです。でも自然淘汰でいらなくなったとかではなく、絶対必要なんだよとドラッカー先生は言ってます。

 

短めなはずなのにだらだら書いてしまったかもしれない。今日も実は遠征中なので更新が遅くなりました。遅くなったけどあげられてえらい。明日はたぶんちゃんとできるのでまた来てください!おやすみなさい!