むりしない農家(仮)のブログ

無理をしないことに決めた農家(仮)のブログです。

もしもニートがドラッカーのマネジメントを読んだら【第7章(後)】

こんばんは!むりしないニートです。あと208日で農家になります。

 

今日はドラッカー感想文です。Part2最後の章、だいぶ佳境に入ってきました。

前回は前編として、組織構造を考えるときにどういう分析する?みたいな話を読んできました。すごいいろいろ分類されてた気がします。

今回はいよいよ組織構造の種類を説明してもらってます。

 

組織の条件

まず、どんな組織構造にしても最小限必要な条件が7つあるそうです。7つ…?多くないすか…?

パンクしそうだったのでニートなりに一言でカッコ内にまとめました。

①明快さ(構造がわかりやすい)

②経済性(必要なものが少ない)

③方向づけの容易さ(成果に向かいやすい)

④理解の容易さ(やるべき仕事がわかりやすい)

⑤意思決定の容易さ(決定しやすい、決定が伝わりやすい)

⑥安定性と適応性(しなやか)

⑦永続性と新陳代謝(ずっと若い)

ほぼ自分用のメモなので異論は大いに認めます。あくまでも組織が苦手なニートの解釈です。

 

7つの条件、さすがに全部完璧に満たすのはかなり難しいですよね。お互いにかち合っちゃう場合もあると思います。

しかしこの条件を1つでも満たせないなら成果はあげられないとドラッカーは言います。だから1つの組織構造では条件が満たせないなら、いろんな構造のいいとこ取りでもいいそうです。余計難しそう。

 

5つの組織構造

また5つとかあんの……?

そうですこういうのが苦手だったんです組織論。でもこれで最後なので頑張ります。

5つと言いながら、2つと2つと1つ、みたいな印象を受けます。

最初の2つがまず対になっているんですね。それが、職能別組織とチーム型組織です。

職能別組織においては、仕事の段階や技能の間を仕事が動く。人は動かず仕事が動く。これに対し、チーム型組織では仕事が固定される。各種の技能と道具を持つ者が、1つのチームとしてビルの設計や研究開発などの仕事や課題を遂行する。

いわゆる部署に仕事がやってくるのが職能別組織で、仕事のあるところにいろんな部門から人が呼ばれてプロジェクトチームになるみたいなのがチーム型組織といったところでしょうか。どちらもよく見聞きします。お仕事ドラマとかで。

職能別組織は、前述の条件で言うと明快さや安定性、理解の容易さなどでポイント高めです。ですが、一番の欠点とも言えるのが意思決定に関する貧弱さです。トップしか意思決定できるひとがいないので、ときに意思決定が間違ったり解釈がうまく伝わらなかったりします。

一方のチーム型組織の最大の長所といえば、適応性です。新しいアイデアも受け入れてくれるし、なんかオシャレなイメージがあります。ただし安定性や明快さに欠けて、メンバーが増えるにつれそれは致命的になってきます。

実は昔の狩猟なんかもこの構造に当てはまるらしいんですが、そのころの狩猟隊も7~8人だったそうです。

 

残る3つの構造はダイジェストでお送りします。

まずは連邦分権組織。ドラッカー先生激推しの構造です。事業ひとつを1人のマネジャーが管轄するみたいな感じです。マネジャーの目が直で事業に向くからいいらしいです。

次に擬似分権組織。連邦分権組織の妥協バージョンです。大企業じゃ事業を分けるとかはできないので、事業じゃないものを事業かのように扱ってマネジメントするそうです。言ったら連邦分権ごっこですね。生産系に向いてるらしいです。

最後にシステム型組織。正直よくわかりませんでした。なんならドラッカー先生も「成功するばかりでないことは不思議でない」とか言ってます。でも構造としてあるもんはある、ということみたいです。

 

いろいろ言われましたが、結論としてはこうまとめられていました。

組織構造は目的達成のための手段である。それ自体目的ではない。構造の健全さは、組織の健康の前提である。それがそのまま組織の健康を意味するわけではない。組織の健康を判定する基準は、構造の美しさ、明快さ、完全さではなく、成果である。

目的を達成するため、成果をあげるための構造が君の理想の組織構造なんだよ。優しいような優しくないような結論ですね。

とにかく私は組織というものを知らなすぎる。古今東西の組織を見て自分に必要な組織構造ってどんなものか考えられるようになりたいなと、苦手な組織論に向き合って考えた第7章でした。

 

次回からは、マネジメントってどうやるの?~応用編~のスタートです。また読みに来てください。それではおやすみなさい!