むりしない農家(仮)のブログ

無理をしないことに決めた農家(仮)のブログです。

むりしないニートは素面に弱い

こんばんは!むりしないニートです。あと191日で農家になります。

 

昨日は大学時代の友達とサシで飲んできました。最高に楽しかったです。お酒も料理もおいしかったです。

元々友達の方から遊ぼうぜと声をかけてくれたんですが、その機会を借りてクリアしたい課題が私にはありました。

事業を一緒にやってくれないかと聞きたかったんです。

 

彼女はしっかりした職場にお勤めのちゃんと仕事ができる人です。できるが故に、できない(やらない)同僚の尻拭いまでがデフォルトの仕事みたいになっている、という話は何度か聞いていました。

やればやっただけ報酬が上がるならいざ知らず、完全に年功序列でしか昇給しないと聞いて、なんというか毎度やめときなよそんな男……みたいな気分になっていました。

何なら「ほんとに嫌になったらうちに来なよ」と軽く言ったりもしていました。

 

そして彼女の状況は良くも悪くも変わらず、私の状況だけが変わり、事業を始めることがわりと現実味を帯びてきました。

事業の目的、やりたいことを詰めていくうちに、どうしても彼女に声をかけずにはいられないよなと思う気持ちが強くなっていきました。

私がやりたいことの根っこは、自分で自分の働き方をデザインするということのようです。しかも、そうできる人が増えたらいいなと願っています。

そうなったときに、自分の次にそういう働き方が必要じゃないかと浮かぶのは彼女なんです。嫌な言い方をすれば、これ以上彼女に損をさせる職場にいてほしくないなと思います。

1年前の自分、今の彼女、とりあえずその2人をいい働き方へ導くことが、私の使命でありやりたいことなのかなと考えています。

 

と、壁打ちの文章では綺麗に言えるんですが、そこそこ長い付き合いの友達に改まった話をするってけっこう照れるじゃないですか。

会う前は、「酒が入る前に、ちゃんと本気で思ってることを言おう。真剣な気持ちでお願いしよう」と息巻いていたんです。

でもいざ顔を合わせるといつものヘラヘラした感じになって、結局流れで酒は飲んじゃったんですよね。見つめ合うと素直におしゃべりできない。

 

最終的に2軒目でお互いまあまあ酔いも回ってきた頃に、「ちょっとあのこれはわりと本気でなんだけどさあ、」というだいぶビビった語りだしでなんとか聞くことはできました。

そんなヘラついた言い方にも関わらず、彼女は真面目に考えて答えてくれました。マジでいい子。お互い酔っ払ってるけど。

 

お酒の力を借りないとできない話なんかするな、と誰かが言っていたのを、確かになと思ってなるべく心がけています。

でもお酒がないとたぶん今回の1歩は踏み出せなかったんでしょう。

いやでも、数々のお酒失敗事例集から考えて、酒の席で出た話をそのまま真に受けちゃいけないという経験則もあります。

じゃあ総合すると、素面で言い出しにくいことはお酒を飲みながらジャブを打って様子を見て、そこで自信を得て素面のときにもう一度切り出すのがいいということでしょうか。私に限ったやり方かもしれませんが。

 

すごくめんどくさい人間だな…… こんな段取りを組むよりも一発でいける勇気がほしいです。でも今のところないんだからこの戦法で成功体験を積み上げていくしかないです。道のりは長い。

めんどくさいニートの成長を観測したい方はまた読みに来てください。それではおやすみなさい!